酒造りは、酒米づくりから
酒米はすべて長野県産を使用しています。
純米酒においては長野県原産地呼称管理委員会認定のお酒です。「長野県原産地呼称管理制度」は、長野県で生産・製造された味と品質が特に優れたものを認定する制度です。生産者や消費者、流通関係者で構成される委員会により、厳しい基準をクリアしたものだけが認定されます。
自家栽培米-木曽郡上松町産の「山恵錦 さんけいにしき」
2008年(平成20年)から隣接の上松町で酒米(酒造好適米ひとごこち)の栽培を始め、目標としていた「地元で自分たちが手がけた酒米」でお酒を仕込みました。
その仕上りのすばらしさを実感し、さらに研究を重ね、長野県オリジナルの酒造好適米「山恵錦 さんけいにしき」の自家栽培、仕込みに至っています。
山恵錦は、長野県奨励品種に認定されました。
酒造りはこだわりの米作りから。
その精神のもと、現在、中善酒造店 南俊三が、最高品質の酒米づくりに手間を惜しまず全力で取り組んでいます。
木曽は日照時間が短く、あまり米の栽培に適した場所ではありません。そんな木曽の中でも農業が盛んな上松町吉野地区は木曽駒ヶ岳の雪どけ水が流れ出ていて、水田に綺麗で豊富な水が使用できます。
上松町吉野地区は中央アルプス駒ケ岳の木曽側にあります。ここで約50年にわたり、お米を作ってきました。お米作りで大切なのは水と土です。駒ヶ岳より湧き出る豊富な水を利用し、太陽の恵みをたくさんうけた元気な土地作りに励んでいます。 そして何より大切なのは、作る人が楽しんでいること。農作業はやはり辛い仕事です。この仕事をどれだけ楽しめるかが良いお米を作る一番大切なことだと思います。 蔵人のみなさんにも、楽しんでお米を作っていただきたいと思います。
契約栽培米-北安曇郡松川村ファームいちまる「美山錦」
県内でも有数の美山錦の産地、長野県安曇野のファームいちまるの代表丸山さんの作る美山錦は北アルプスの雪解け水を使用しオリジナルの肥料配合で研究され作られています。
この丹精込めて作られた、大粒で形のそろった美山錦を使用しその良さを最大限に生かした酒造りをしています。